長時間の運転と
荷役作業
座った姿勢が長く続き、休憩や姿勢を変えるタイミングを自分の都合で取りにくい仕事です。荷役がある場合は、座位の負担と積み下ろしの負担が重なります。
同じ「腰痛」でも、長時間の運転と中腰の介護動作では、負担のかかり方が違います。どの動作が原因になっているかを確かめてから、お伝えする内容と実施方法を決めます。
「腰痛対策の研修をお願いしたい」というご相談は、業種を問わずいただきます。ただ、同じ「腰痛」という言葉で語られていても、負担のかかり方は働き方によって違います。
長距離のドライバーは、座った姿勢が続くことで同じ部位に負担がかかり続けます。介護職は、中腰から人を支える動作を一日に何度も繰り返します。製造ラインでは立ち姿勢のまま手や腕を動かし続け、デスクワークでは首から肩、そして目に負担が集まります。
原因になっている動作が違えば、お伝えするセルフケアの動きも、どの場面で思い出していただくかも変わります。その職場の時間の流れに合わせて伝えたほうが、実践は残ります。
もうひとつ、内容と同じくらい実施を左右するのが現場の条件です。全員が同じ時間に集まれるのか。会議室があるのか、休憩室で行うのか。作業着のままか。拠点が分かれているのか。ここが合わないと、内容が良くても実施が続きません。
そのため業種別のページでは、「どんな負担に何をお伝えしているか」と「その現場でどう実施するか」を分けて書いています。業種ごとに「この研修をすれば不調がなくなる」とお約束するものではありません。
ご相談の多かった5つの分類ごとに、負担の特徴と実施上の工夫をまとめています。
座った姿勢が長く続き、休憩や姿勢を変えるタイミングを自分の都合で取りにくい仕事です。荷役がある場合は、座位の負担と積み下ろしの負担が重なります。
移乗や入浴の介助では、中腰、ひねり、支える動作が組み合わさります。相手の動きに合わせるため自分の姿勢を選べず、夜勤のあるシフトも重なります。
立ち姿勢のまま同じ動作を繰り返す工程が多く、負担のかかる部位が工程ごとに変わります。ラインを止めずに時間を確保する必要もあります。
座ったままの作業が長く、首や肩の負担、目の疲れ、運動不足が重なりやすい仕事です。在宅勤務が定着している職場も少なくありません。
月経、妊娠・出産、更年期など、ライフステージによる体調の変化と仕事の両立が課題になります。相談しにくさが背景にある場合もあります。
お伝えする動きや、どの場面で思い出していただくかは業種ごとに変えますが、組み立ての土台は5つとも同じです。身体の健康、メンタルヘルス、女性の健康という3つの領域から、その職場で優先度の高いものを選びます。扱うのはいずれも、自分で自分の状態を整えるセルフケアと、負担を溜めないための予防の範囲です。
進め方も共通です。経営者・ご担当者へのヒアリングと従業員向けの事前アンケートで負担の出ている場所を見える化し、現場でそのまま実践できるセルフケアをお伝えし、勤務時間の中に習慣として残る形にしてから、事後アンケートで前後の変化を確認します。見える化・実践・定着・効果検証というこの流れは2か月トライアルモニターと共通で、業種別のページで書いているのは、この土台のどこに何を入れるかという部分です。
女性の健康支援プログラムは、専門家との連携を含め現在拡充中です。
上記の5つは、ご相談の多かった分類です。ここに当てはまらない業種でも、働き方が「デスクワーク中心」「立ち仕事・移動が多い」「対人業務でストレスの負荷がかかる」のいずれかに当てはまれば設計できます。
たとえば小売や飲食は立ち仕事と対人業務の組み合わせ、士業や専門サービスはデスクワークと対人業務の組み合わせとして設計します。どの部署のどんな作業で負担が出ているのかを事前ヒアリングで伺います。
想定しているのは社員5名以上の企業・団体で、人数の上限は設けていません。対象部署のみでの実施も可能です。これに当てはまらない規模でも、セルフケアの取り組みを検討されている場合はご相談ください。
これまでの研修・講座の実施は、製造業、士業・専門サービス、学校・教育機関、商工・経営者団体、自治体・市民講座といった分類で行ってきました。実施先のお名前は、掲載許可をいただいたものを導入事例でご紹介しています。セルフケアの指導は2008年から行っており、延べ4,000名以上をサポートしてきました。
各実績は協会・アカデミーの公表値に基づきます。
対面とオンラインは、勤務形態と拠点の状況から選びます。下記は選び方の目安です。
| 職場の状況 | 進めやすい形式 | 補足 |
|---|---|---|
| 交代制・シフト勤務 | 同じ内容を複数回 +動画で補う |
参加できなかった従業員が後から追いつけるよう、セルフケア動画をお渡しします。回数は勤務シフトに合わせます。 |
| 拠点が複数ある | オンライン主体 +主要拠点のみ対面 |
拠点ごとに作業内容が違う場合は、事前アンケートを拠点単位で集計し、内容を分けることもできます。 |
| 在宅勤務・ ハイブリッド |
オンライン中心 | 自宅の椅子やデスクを前提とした内容にします。出社日に合わせて対面を1回組み込む形も可能です。 |
対面の強みは、その場で姿勢や動きを確認しながらお伝えできることです。オンラインの強みは、移動時間がかからず、拠点や在宅を問わず同じ内容を届けられることです。初回は対面、期間中のフォローはオンラインという組み合わせをおすすめしています。
会議室を確保しにくい場合は、休憩室や作業スペースで実施できる内容に組み替えます。時間帯、所要時間、回数は、繁忙期と勤務形態を伺ったうえでご案内します。
従業員数や課題に合わせて、実施内容をご提案します。ご相談は無料です。